2009年度合宿

2009年度の合宿では、先端科学研究が盛んな筑波研究学園都市にある、諸研究施設・展示施設の見学を行いました。

宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター

1972年に開設された施設で、人工衛星やロケットなど将来の宇宙機の研究開発や開発試験、そして打ち上げた人工衛星を
追跡管制する日本のネットワークの拠点として重要な役割を担い、国際宇宙ステーション計画に向けた「きぼう」日本実験棟の
開発や試験、宇宙飛行士の養成なども行っています。合宿第一日目(2009/08/01)に訪問。

JAXA_tukuba3
建物の外観です。
外にはHII ロケットが展示してあります。

JAXA_tukuba1
日本が開発してきたロケットの模型です。
最初のペンシルロケットから、最近のHIIBまで、大きさの変遷がよくわかります。
「NASDA」の文字が懐かしさを感じさせる一枚です。

JAXA_tukuba2
ソビエト、現ロシアの開発した「ソユーズ」の帰還カプセルです。
冷戦時代の宇宙開発競争を象徴する宇宙船となっています。

物質・材料研究機構千現地区本部

高圧や高温、衝撃などに強い材料を研究している組織です。
訪問させていただいた千現地区の施設は、1956年に設立された金属材料技術研究所(NRIM)が、1995年につくばへ移転し、
2001年にNIMSとなって以来、その拠点として機能してきました。合宿一日目(2009/08/01)に訪問。

NIMS1
高速増殖炉「もんじゅ」で、1995年にナトリウム漏洩事故が発生した際に、破断したパイプの断面を調査のため撮影したものです。
細かなひびが入っています。

NIMS3
内部で高圧状態を再現出来る装置です。
この装置に物質材料を入れることで耐圧試験を行うことができます。

NIMS4
上記の装置にスチレンフォーム製の容器を入れたものです。高圧を受けて収縮しています。

つくばエキスポセンター

1985年に筑波研究学園都市で開催された科学万博の際に科学万博を記念する施設として建設され、日本の科学技術の研究
開発の現状などを紹介した施設です。博覧会終了後、最新の科学技術や身近な科学などに親しんでもらうことを目的に、科学館
としてリニューアルオープンしました。合宿二日目(2009/08/02)に訪問。

EXPO1
2010年6月、およそ7年ぶりに地球へ帰還したことが話題となった、探査機「はやぶさ」の紹介です。

EXPO2
各国の宇宙ロケットを比較した模型の展示です。

EXPO3
1996年、筑波に飛来した隕石の一部などが展示してあります。
ここではアフリカ・中米に落下した隕石も展示されています。

サイエンス・スクエアつくば

産業技術力の向上・新規産業の創出を目的として、2001年に通産省工業技術院から独立行政法人となった産業技術総合研究
所の展示施設です。先端技術の紹介をはじめとして、現代産業において欠かせない太陽電池などの展示も行っています。
合宿二日目(2009/08/02)に訪問。

AIST1
各種太陽電池の展示です。材質や製作方法により特質、発電効率などが異なります。

AIST2
工業の世界でバイブルとなるキログラム原器のレプリカです。
左にあるのは変質しにくく、より安定した基準となりうるシリコン製の球体(1kg)です。

AIST3
一人暮らしの高齢者の方や、保育所などでの利用を想定したアザラシのロボットです。
身体全体にあるセンサーで、撫でるなどの動きを捉え、それぞれに反応をします。

  • 最終更新:2010-06-16 21:23:15

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